上越市にある老朽化した上越市若竹寮(児童養護施設)の移転新築に関するプロポーザルである。 新しい若竹寮とは、子供達を「守る」ということと「送り出す」という二つの物事の両方ともを等価で考えていくための建物である。どのように地域社会と繋がっていけるのか、その先にある子供達の将来とどのように繋がっていくのか、それがこの建物の大きなテーマであると考えた。 私たちは、建物の「閉じ方と開き方」を計画し、子供達を守りつつも地域社会に対して閉ざすこと無く開かれている建物を提案した。