世代を超えて地域に親しまれる丸い「木の学校」
全方向に開かれアクセスのできる丸いかたちの校舎の提案である。林業を主産業とする村岡地区において「木でつくられ」「木と同じ丸いかたち」の特別教室・幼稚園棟 は、子供からお年寄りまでの多くの人に親しまれ、町(ふるさと)の文化を象徴するものとなると考えた。
垂直材と斜材の組み合わせによる構法
105mm×105mmの町内産間伐材を使用し「垂直材×斜材」「斜材×斜材」のように、 材が重なり合うよう計画している。「垂直材×斜材」はスリット状の開口がある面になり、「斜材×斜材」はトラス状の面になり、面同士が重なり合う事で非常に強い構造計画となっている。