日本では古来、東西南北を繋ぐ道が町を作ってきた。街道では人と人が行き交い、そこにモノが集まり、交流が生まれた。特に川沿いの低い場所に宿場町が作られることが多く、今でも主要な町には「水」に関係する名が多くある。そんな街道は人の往来と共に、人々の社交場として機能してきたのである。私たちは、日本の賑わいとは人々の「往来」の上にあると考える。それが本計画案のコンセプトである「みちひろば」となった。