高知県本山町新庁舎

空間を拡張に導く「ストラクチャーとエレメント」

本山町は人口3300人弱、高知県の北部中央に位置している。四国山地の中央、吉野川上流域にあたり、町土の約90%が山林に覆われている自然豊かな山里である。敷地は町を東西に貫く国道439号から少し奥まった、町の主要な公共施設が集まるエリアにあり、東側には町立病院が隣接している。北側に流れる吉野川には、高知県の特徴的な風景をつくる沈下橋がかかっている。

新しい庁舎はこの山里の自然環境を最大限に享受すると共に、この風景の一部となるように、北側の川や山々の風景へ抜ける通り道のようなテラス、及び、周りの環境や建築スケールに沿ったエントランス前のひろば(駐車場など)をつくり出す配置とした。

設計
建築
株式会社遠藤克彦建築研究所
構造
株式会社佐藤淳構造設計事務所
設備
有限会社 EOS plus
MOCHIDA建築設備設計事務所
主要用途
庁舎
敷地面積
約3,745㎡
建築面積
約1,230㎡(倉庫/機械室棟,車庫棟含む)
延床面積
約2,820㎡(倉庫/機械室棟,車庫棟含む)
階数
地上3階
構造
鉄筋コンクリート造/一部木造(屋根)
竣工年月
2022年12月竣工
設計担当
遠藤克彦/木村史聴/畑崎萌笑/石村翔一